リチウムイオン電池の寿命が10倍に伸びる可能性があるらしいです

今朝、ネットでニュースと見ていたら、驚きのニュースが目に飛び込んできました。それは次のニュースです。

京大、従来の6倍以上の寿命を持つリチウムイオン電池を開発

京都大学の田中功教授らによる研究グループは、高精度計算データを活用してリチウムイオン電池の寿命を従来の6倍以上にする材料を開発することに成功した。

リチウムイオン電池は、携帯電話をはじめとするポータブル機器で広く使用されており、今後は電気自動車などの大型機器にも適用させることが期待されている。しかし、これまでの研究では研究者の勘と経験によって材料開発がおこなわれてきたため、最適な化学組成を見つけることがボトルネックになっていた。

今回の研究では、量子力学の原理のみに基づいて、数千種類という元素の組み合わせの特性を網羅的に計算した。その結果、6種類の元素から構成される物質が有用であることを発見し、実際に資料を作製して検証をおこなったところ、サイクル寿命は従来の約6倍になることが明らかになった。

研究メンバーは「本研究で発見された超長寿命リチウムイオン電池は、電気自動車や再生可能エネルギーの蓄電などの大型機器に応用に適していますので、その技術開発も進めて行きます」とコメントしている。
http://www.zaikei.co.jp/article/20140802/207331.html

すごいですね。
電動アシスト自転車もリチウムイオン電池を使用している機種が大半です。
例えばパナソニックの場合、2014年発売の機種に搭載のリチウムイオン電池は700~900回程度充電をすると、容量が半分に減ってしまいます。ヘビーユーザーの方で毎日充電をした場合、2年~2年半くらいで半減してしまうことになります。このニュースのリチウムイオン電池が実用化され、もし6倍に寿命が伸びたとしたら、半減までの期間が12年と大きく伸びます。今までは、リチウムイオン電池は消耗品という考えでしたが、12年も持つとしたら、もう消耗品ではなくなるのではないかと思います。これは電動アシスト自転車を利用するにあたった大きなプラスになります。
もしくは容量の減少をあまり気にしなくてもよくなれば、最初から小さなバッテリーを搭載することができるようになるかもしれません。そうするとバッテリーが小さくなった分、価格を下げることができます。

別の記事では、リン酸鉄リチウムのうち、鉄の一部をジルコニウムに、リンの一部をケイ素にそれぞれ置き換えることで実現できるらしいです。なんとなくですが、これくらいなら早期に市販化できそうな気がします。
このニュースは電動アシスト自転車にかかわる者にとっては大きな朗報です。早く実用化されるといいなと思います。